以前から一度お目にかかりたいと思っていた女性がいました。共通の友人もいるけど、医療の仕事をしている自分から見ると芸能系のお仕事をされている人はお門違いだしなあ~なんて思って、何年も会いたいという気持ちを封印していました。
そんなある日、仲良くしているベストセラー作家でもあり、神道のプロフェショナルでもある中井耀香さんと飲んでいる時におかざきななさんの話をし始めたのです。
「えー、会いたいと思っていたんですけど」って話したら、「いいわよ~話してみるねー」と即答で繋いでもらい、今年春にお目にかかったのです。
予想通りというか、予想以上のオーラと気さくさ、そして、今までやって来られた魅力学の実績に驚きました。
「アモーレ大学の記事に書きたいんですけど、インタビューさせてください!」とお話したら、即快諾頂いた次第です。
人の魅力、モテるってどういうことかなどを詳しく解説して頂いております。
この記事を読むだけでモテることに結び付くと思っております。
それではどうぞ!
今の仕事をされるようになったきっかけについて教えてください。
私は28歳で離婚をした後に芸能プロダクションを立ち上げたのですが、34歳で初めて自己啓発セミナーを受講しました。その時「私はこれまで生き方を知らなかったんだ」ということに気付き、それからセミナーをたくさん受けていく中で徐々にセミナー仲間が増えていきました。
そんな中、セミナー仲間から「芸能人はどんなことをしているのか教えて欲しい」と言われ、芸能人の表現力やそれを教える講座を始めたのがきっかけです。
そこからずっと、ビジュアルトレーニングという影響力やオーラを放つレッスンをしていたのですが、ある時、女性の受講生から「影響力はどうでもいいので、男を落とすテクニックを教えて欲しい」と言われました。
そこで、私の得意分野でもある、映画やドラマでタレントさんがしているようなカッコ良い動作を研究して再現できるような表現力を教えることにしました。
要は、素敵だと思う人がしている体の使い方を真似するだけでカッコよく見えるのです。
そこで、映画を見て研究し、モテテクとして冗談半分で第一回目のセミナーを開催することにしました。受講したのは20代が10名、30代が10名の合計20名だったのですが、20代と30代では全く反応が違うのです。
20代は教えるたびにキャッキャと喜んで、「はい!モテたいです」と反応するのですが、30代は重い雰囲気で「モテたいって聞かれても・・・」というリアクションでした。
終わってから感想を聞いてみたところ「女ということで、すごく損をしている」「30歳を過ぎた女には価値がない」「このまま年をとることが怖い」という声が聞こえてきて、女性がすごく生きづらさを感じていることに気が付きました。
そして、これはもしかしたら私が芸能界で学んだことをセミナーとして伝えていくことに、日本の女性たちをもっと生きやすくしてあげる意義があるのではないかと感じ、そこから『大人の色気セミナー』を立ち上げることにしました。それがちょうど13年前になります。
セミナーを受講することで、どのような効果が得られるのでしょうか。
男性は力もあり狩りをする生き物ですが、女性は子供を育て、コミュニケーションを取ることに長けていますし、それが役割だと思っています。現代社会において、男性は仕事も生き方も大変ですし、女性のことを考えている場合ではないですよね。
でも、女性はどんな時代であっても男性を愛し愛されたいというのが本質です。男性とのコミュニケーションを取ることは女性のタスクだと思っているので、女性が変われば男性も社会も変わるということは揺るぎないと考えています。
社会が変化してきているので、女性としての役割を見失いやすいのではないでしょうか。
本当は、大人の色気セミナーを開催しなくても、今までは女性らしくいることができました。それがノーマルな姿です。
でも、女性の社会進出が進み、ちょうど過渡期にいるのが現代女性です。
もちろん、仕事の中で自分の可能性を表現できますし、生きがいも得られます。その反面、女性らしさを失ってしまっているというのが現代女性の生きづらさだと思います。
そのため、今の時代の女性は、女らしくなるためのトレーニングをしなければ皆、オスになってしまいますよね。
色々と突き詰めて考えていくと、日本女性の中にやさしさが欠如していることが恋愛に発展しない一番大きな理由ではないでしょうか。
情報として、頭の中に本質ではない無駄なものを詰め込み、女性のやさしさを抑え込んでしまっているのです。キャリア女性として生きるべき、今の時代は男女平等など、そういった考えがすごく邪魔しているような気がします。
ズバリ、モテる秘訣を教えてください。
女性は、にこにこ無口なのが一番モテると思います。
特に、現代の男性は昭和時代と異なり、それほど自分に自信がありません。自尊心が満たされていない状態の男性はたくさんいます。
この社会の中で、男性たちの自尊心を満たしてあげられるのがモテる女ですよね。その自尊心を満たす女って何かと言われたなら、特別なことをするというよりも、目が合ったらにこっと笑って「こんにちは」「すごいですね」と言うだけで十分にモテると思います。
逆に、男性については難しい部分もありますが、やはり、女性はぐいぐい来てもらいたいので、荷物を持ってくれる男性かなと。
当たり前にできることをする習慣がないので、嘘でも良いから「荷物持つよ」と一言伝えるだけでモテると思います。
男性のモテテク講座もしているのですが、女性が男性にして欲しいことはたったの5つしかありません。
“守って欲しい”
“束縛しないで欲しい”
“でも、ちょっと束縛して欲しい”
“楽しませて欲しい”
“特別扱いして欲しい”
どんなバリバリのキャリア女性でも、そこはやはり変わらないと思うので、男性がわかりやすくエスコートし、守ってくれる素振りを見せてくれると嬉しいですよね。
今の世の中は、モテる人とモテない人の差が激しいと感じているのですが、どうお考えでしょうか。
私が教えているのは、小学校一年生が学んでいたようなことです。つまり、「モテたいですか?」と聞いたなら「はい」と答えるようなことですね。モテない人というのは、ノーリアクションですから。
モテる人が全員、性格が良いわけでもお金持ちであるわけでもありません。ただ、ハッキリと自分を表現できている人たちなんです。モテたいという意思が良くも悪くもちゃんと見えれば、違ってきます。
「私はあなたとお友達になりたい」「お話ししましょう」とメッセージを送るからこそ人が近づいてくるわけで、まずは、モテることや恋愛、結婚の前に「この人と話してみたい」と思うところが第一歩です。
小学校一年生の時に先生から「お友達を作るには、自分からおはようと声をかけましょうと」教えられていたのと同じであって、それができないのがモテない人たちの共通するあり方ですね。
今の婚活女子たちは、お友達を作ることは嫌いで、いきなり本命の彼を作りたいと考えていますが、それは違います。
特に、年齢が高くなればなるほど女性の場合は焦りますし、結婚を意識します。
10代、20代であれば、結婚を意識せずにお付き合いをしているからこそラフにお互いをさらすことができ、変なところも見せられます。たとえ、喧嘩をして離れたとしても、何となく戻ってという関係の中で、ときめきやドキドキよりも、「このまま結婚しちゃおうか」という流れになるのが自然な結婚でした。
しかし、30代や40代でひさしぶりに彼氏ができると、もう手を握る前から色々と考えてしまうので悪いところは見せたくないですし、気が変わらないうちに結婚しましょうという感じになってしまいます。
世の中は今、インターネット上でコミュニケーションを取る時代になりました。コミュニケーションが下手になり、自己表現をしなくても人と繋がることができるようになってしまったことや、失敗しないための知識を知り過ぎてしまったために失敗を怖がる傾向にあります。傷つくのが嫌だという人も増えてきていますね。
ななさんが今のようにモテ始めたのは、いつ頃からでしょうか。
何をもってモテなのかという話もありますが、私は高校を出てからすぐ芸能界を目指し、同時に水商売もしていました。そのため、ボーイフレンドや恋人は尽きなかったのですが、それがモテかというと今から考えると全然モテていなかったのだと思います。
自分も相手も、本当に深く人を愛することが大切ですよね。
私が開眼したのは、40歳の時です。34歳の時にセミナーを始めて芸能界の仕事をしていく中で、あまりにも自分がオス化してしまっていました。髪の毛もショートヘアでしたし、肩パッドの入ったスーツを着て、いつも時計を気にしているという状態で、鏡に映る自分が鬼の形相に見えるほどです。
こんな自分にはなりたくないと思ったときから、楽しいと感じられる人生を始めようと決意しました。そのためには、今この瞬間から楽しまないといけないと、時計を外してワンピースを着て街を歩き始めました。
ふらふらと目的もなく歩き始めた時に、風の心地よさやウィンドウに映るお洋服がきれいという感覚があり、自分の五感の毛穴が開いていくような気分を味わうことができました。
これが自分にとっての幸せなんだと気づいたときから急にモテ始めたのです。
当時は、どうしてモテ始めたのかわからなかったので、そこから歩き方や髪型を変えてみるなど検証をし始めました。
例えば、ゆるふわ系のロングスカートで歩いたときとボディコン系のミニスカートで歩いたときは、モテ率が10倍くらい違います。髪型も、巻いた時とストレートでは男性の反応が全然違うので、それをデータベースにしながら、モテていくパターンがだんだんわかってきました。
モテていくと、仕事が面白いように上手くいきます。モテと聞くとお茶飲んだりデートを想像しますが、そうではなく、仕事の上で協力してくれる人や資金援助してくれる人、夢を叶えてくれる人に巡り会うことができます。
例えば、本を出したいと思った時にすぐに出版社を繋いでくれたり、商品を作りたい時に製造メーカーと繋いでくれるといったことが起きるようになりました。そうすると、私はこの先、自分自身の人生においてモテさえ追求すれば、どんな夢も叶うのではないかと今日までやり続けています。
モテ要素には、黄金パターンがあるのでしょうか。
そうですね、法則があると思っていますが、あくまでも30歳を過ぎた女性向けの話ですね。20代まではどういった形であっても、本来モテると思っています。
ただ、30歳を過ぎると、これは戦略的にいかないといけません。自分でマネジメントしていかないと魅力的にはならないですし、まして、女性がオス化してしまう現代社会では、本当に大切です。
パターンとしては、言葉は5個、所作は20個覚えれば誰でもモテるようになります。男性は単純なので、女性がモテるようになるのは簡単ですね。ちょっとだけセクシーな服を着て、にこにこしながら好きと言ったなら、「この子でもいいかな」と思ってもらえます。
ご自身が自己プロデュースする時には、どのあたりに気を配られているのでしょうか。
専門分野が所作なので、日頃の仕草や、例えば、ペットボトルを持つときの美しさなどは常に研究をしています。私の両親は、全く躾に頓着しない母親でしたので、きちんとした躾が身についていないことは大人になって良くわかりました。礼儀正しい人になりたいと、意識しながら自分で躾をしているので、出来ていることと出来ていないことには気付けています。
私が習っている日本舞踊の先生は、ただ歩いているだけでも美しく、そういう所作を思い出しながら自分の動作を意識するようにしています。また、最近は言葉遣いも雑になってきているので、言葉遣いや滑舌に気をつけ、発声の仕方には気を配るようにしています。
性格については改善して、もっとやさしい人になりたいですね。
私は、婚活女性たちがもっとやさしくなったら良いと考えています。能力の違いはもちろんありますが、何よりも女性ができないことを男性がしてくれているので、女性たちはとにかく、男性に対して感謝や尊敬の気持ちを持つとよいのではないでしょうか。
ただ、昔と違って今は自然にリスペクトできるような環境ではないので、もっと古い教育を教えてくれるような人が増えて欲しいですね。頭の片隅にでもその考えがあると、私たち女性は男性がいるからこうやって綺麗にしていられるんだと、少しは尊敬の気持ちが思い出せるのかなと思っています。
女性でダメンズを好きになる人がいるのですが、どういう気持ちなのでしょうか。
ダメンズが好きな女性は、相当、オス化していて自尊心が強いのだと思います。だから、所有欲が強いですよね。
また、依存体質な女性が多い気がします。「私はダメンズ製造機なんです」と言いながら、そんな自分が好きなんですよね。
今後はどのような活動をされていくのでしょうか。
大人の色気セミナーはずっと続けているのですが、今度はしばらく止まっていた性のセミナーを開催しようと思っています。ちょうど準備をしていて、できれば年内に性と膣のセミナーをしたいですね。
最後に読者にメッセージをお願いします。
女は恋をしてこそなので、仕事よりもデートを優先する、仕事よりも恋愛を優先する。そうすれば、人生は上手くいくと思います。
男性には、お金がなくても夢を持っていて欲しいですね。令和に時代錯誤かもしれませんが、野望を持って進んで欲しいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
一言一言が的確で、そういうことなのか~とうなづきながら読まれている方も多かったのではないかと思います。
魅力とかモテというのは、特別なことではなく、心構えや日々の行動や心の持ち方、そして所作などをいかに意識しているのかどうか、そのあたりに秘訣がありそうです。
自分の魅力をすぐに上げたい、即効性を持ちたいと思われている方はぜひおかざきななさんの講座の門を叩かれると良いかと思います。
ななさん、お忙しい中、丁寧な解説を頂戴し、ありがとうございました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
取材:池上文尋(アモーレ大学編集長)
<関連サイト>
大人の色気セミナー(女性限定)
http://canbe-star.co.jp/order/otona/
ヴィジュアルトレーニング入門講座
http://canbe-star.co.jp/?page_id=1344
おかざきななオフィシャルブログ
https://ameblo.jp/nanaokazaki/
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