今回は、夫婦円満の秘訣インタビュー第二弾ということで、今年でちょうど結婚10周年目を迎えるKさんご夫婦にお話を聞かせていただきました。
今まで他人だった相手と暮らしをともにすることは大変ですが、結婚するとなるとお互いの家族や子供のことも考えなくてはいけません。10年という長い月日を夫婦、そして家族で仲良く過ごすコツや秘訣を教えていただきました!
今年で結婚して何年目でしょうか?結婚記念日には、何か特別なことはされていますか?
今年の12月でちょうど、結婚して10年目になります。結婚記念日が夫の誕生日なので、そのタイミングで家族、または夫婦二人で食事に行くようにしています。
ご主人との出会いについて教えてください。
今はもうやめてしまったのですが、私の母親が居酒屋をしていたので週に1回ほど手伝いに訪れていました。そのお店に、従兄弟の叔父さんが久しぶりに友人と来店したのですが、その友人の方が「お姉ちゃん、独身だったら良い人を紹介してあげる」と。その時は、友人の方も酔っていたのでその場限りの話だと思っていたのですが、本当に連れてきてくれたのが夫です。
実は、紹介したいと言われた後、先にお店へきたのは夫ではなく、そのご両親です。つまり、今の義両親になりますね。
その時、お父さんがとても若々しく見えたので、私はてっきりその方が紹介相手だと思ってしまいました。そして、自分の母親に「あの人だったら、私は嫌だな」と耳打ちしていたのですが、実際は違っていて、その一週間後に息子である夫がお店を訪れたという経緯があります。
義理の父を紹介相手と勘違いしていた…というのは、しばらく両方の家族の間で笑い話になっていましたね。
その後は順調に交際が進み、約半年で結婚をしました。ちょうど出会ったのが6月なのですが、月に2,3回のデートを重ね、9月に一緒に行った韓国旅行の後にプロポーズをしてもらいました。
私としては、式場の空きも気になりましたし、もう少し交際してからでもいいと思っていましたが、相手の勢いもあり結婚することにしました。
相手のどこに引かれましたか?
優しそうなところですね。直感的に、とても良い顔をしているとも思いました。母親も同じように感じたそうです。
最初から結婚前提で紹介を受けたというのも、スピード婚につながった理由の一つかもしれません。
夫婦仲が良さそうですが、ケンカすることもあるのでしょうか?
ケンカ自体は年々、減ってきてはいますが、することもあります。
最近は、子供のことに関して考え方の違いが原因で言い争いになることが多いのですが、反対に夫のことを見直すこともありますし、この人がいてくれて良かったと感じることもあります。
ケンカした後は、どのように対処されていますか?
ケンカをしても、お互いあまり引きずらないですね。次の日には仲直りしています。
でもずっと円満かというとそうではなく、離婚を考えるぐらい揉めたこともありました。
たとえば、夫の人付き合いについて、お金の使い方について、お酒の飲み方について、価値観が全く違っていると感じることや、許せないと思えることがいくつもありました。何度も言い争いが続いた結果、あまりそのことではケンカをしなくなりました。
ケンカをしなくなったのは、私が夫のことを受け入れられるようになったのと、年月を重ねていくうちに夫が変わっていったというのが大きいと思います。
人って変わるんですね。
夫婦仲を良い状態に保つために、気をつけていることはありますか?
人間なので、お互いに良いところも悪いところもあると思います。
また、相手の長所と思えたところが、短所になるということもあります。
例えば、すごく優しい性格というのは、裏を返すと「良い人ぶっている」「気が弱い」と捉えることもできます。
結婚生活を送っていると、相手の長所が短所に見えてくることがあるのです。
そうすると、物足りなく感じることも増えてくるんですね。
でも、完璧な人間はいないのであまり完璧を相手に求めないようにしています。
また、良いところや助かったなと感じる部分は、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにしています。
夫も夫婦円満で居られるよう工夫してくれていると思います。たとえば、私が子供のことや体調が悪くてイライラしてる時、あれこれ言っていても大抵は受け流してくれます。
あとは、私に対して苦言を呈するときには、非難をしたり強い口調でいうのではなく、少しふざけつつ話してくれるので、こちらも受け入れやすいんです。
非難されたり強い口調で言われると、つい反発してしまうものですが、そういうことがありません。
これから結婚する人、結婚して間もない人に向けて、夫婦仲円満の秘訣をいくつか教えていただけないでしょうか。
夫婦関係のことで、すごく納得した言葉があります。
それは、世界的にも有名で色々な著書を出されている心理学者の河合隼雄先生がある著書で言っておられた言葉なのですが、先生曰く「愛し合った二人が結婚したからと言って、幸せになるというそんなバカな話はない」と。
まさにその通りだと思っていて、結婚生活というのは本当にたくさんのことがあります。自分たちだけではなく嫁姑問題、妻側の家族、親戚等々。
そして、子供ができたら子供の問題で揉めることもあるわけです。
結婚は、”自分を幸せにしてくれるもの”と考えるのではなく、”自分たちで幸せな状況を作っていくもの”という風に考えていた方が、お互い工夫もしますし、うまくいく可能性が高いのではないでしょうか。
結婚生活で一人の男の人とずっと向き合って暮らしていくというのは、すごく辛いことも多いのもですが、成長もできるし共に歩んで行くことで得られるものが大きいこともあります。
常に修行の場所だなと感じています。
<まとめ>
婚活をしていると、結婚がゴールのように見えますが実はそうではなく、結婚は始まりに過ぎないということを教えていただくことができたインタビューとなりました。
また、夫婦関係も子育ても修行の一環であり、大変なこともあるけれど自分を成長させてくれるということは是非、いろいろな人に知ってもらいたい考え方です。
これからも、夫婦が長続きするコツ、そして幸せになれる秘訣を探していこうと思います!
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