アモーレ大学医学部教授@アラフォー女医のjoyful(twitterアカウント@dr_joyful )です。
前回お伝えした “日本初!女医による女医のための結婚相談外来” は、多くの皆様から驚きと反響をいただき、光栄です。joyfulの個人的な印象なのですが、女性はプライベートが充実すると、仕事のモチベーションもUpする傾向が男性よりも顕著です。『結婚したい!』と悶々と悩む女医さん達のお悩みが解決することで、より日本の医療が充実することでしょう!(飛躍しすぎてすみません。。。。)
今回は、ポジティブモード全開な出だしとは一転して、“あ〜〜結婚したい!”の皆様に少し辛口な意見をさせてください。
皆さんは、なぜ、結婚したいのでしょうか?
結婚したい理由を、自分の胸の中だけに正直に打ち明けてみてください。
・働いて自活するのに疲れたから
・親が結婚しろとうるさいから
・子供が欲しいから
・一人が寂しいから
・専業主婦になりたいから
・“安定感”が欲しいから
Joyfulは断言します!
こんなふうに微塵も思わない女性は、ZERO〜〜です。
『好きな人と一緒にいたい』なら、婚姻届を提出せずとも一緒に住めば良いだけです。今では、事実婚という選択肢もメジャーになってきました。そこであえて、法律的な婚姻関係を求めるわけですから、「一緒にいる」+α の理由があって当然ですし、後ろめたく思う必要はありません。
ですが、『誰かに幸せにしてほしいから』という理由だけは、NGだと思っています。
医師は他職種に比べて、キャリア初期段階で、裁量権を持ち、時にひとりで完遂する判断を求められます。(例えば、医者ひとりで当直をしている時に、患者さんの様態が急変した際の対応など)。看護師・薬剤師から「先生、この患者さんの対応どうしますか?」と日々指示を求められます。一方、こと自分の事に限っては、「誰かが、自分の人生決めてくれると楽なのにな〜〜〜」というブラックホールに入る時があるのです。
ブラックホールにいるときは、たいてい、睡眠不足や担当患者の急変など、ストレスフルな状況にあります。ストレスは人の判断力を鈍らせますので、ましてや『誰かに自分の幸せを託して』、生涯の伴侶を決めるのは非常に危険です。
『結婚したら幸せになれそう』と思ってしまう方は、このコラムを読んだあと、数分でよいので、自分の幸せを因数分解してみてください。ひとりでリラックスしているとき、貴方はどこにいて、何をしていますか?
twitterアカウント@dr_joyful までご意見・ご感想をお待ちしています。
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