こんにちは、アモーレ大学 国際男女関係学部 教授のおちさぎりです。
海外では結婚にこだわらない、そんな話をあなたも聞いたことがあるかもしれません。
実際に、私もバルセロナへ来てみて、年齢や結婚にこだわらず、好きなように恋愛を楽しんでいるバルセロネーゼをみて、これまでの自分の悩みが一気に消えたのを覚えています。
結婚にこだわらない反面、驚いたのは、結婚をしていなくても、特に結婚前提のお付き合いでなくても「同棲」がごく普通だということ。
そうなんです、タイトルの○○は、「同棲」。
あなたは未婚のカップルが同棲することに賛成ですか?反対ですか?どちらとも言えないですか?
どんな意見でもいいと思います。それはあなたの大切な考えだから。
私は結婚前の同棲に「大賛成」!ですので、今日はなぜそう思うのか?そのメリットをお話します。
海外ではフツウ?カップルの同棲事情
ある程度の年齢になったら「結婚を前提に」お付き合いすることはフツウ
しばらくお付き合いしたら「結婚を意識する」のがフツウ
私の中での「フツウ」が、バルセロナに来てから大きく変わりました。
冒頭でもお話したように、まず「結婚」にこだわらないカップルが多いということ。
結婚しない、したくない、というより、結婚に対する特別な思い入れがあまりない、結婚が社会的なステータスとして扱われていない、という感じ。
その反面、お付き合いし始めて少しすると「同棲」するカップルがほとんどなのです。
同棲 = 結婚を前提にしたお付き合い、もしくは、結婚まで秒読み(すでに婚約済み)
という思い込みのあった私は、とても驚いたわけなのですが、同時に思ったのは「自由でいいなぁ」でした(自分で勝手に自由じゃなくなっていたのに、です)。
そしてさらに驚いたのは、特に「結婚」という約束がなくても、同棲をすると同時に
若いカップルも、家(やマンション)を買うということが、ものすごく「フツウ」にあります。
日本でマイホームの購入は、とても敷居の高いことのように感じていたので、若いカップルが一緒に家を買い同棲する様子は、私のこれまでの思い込みを一気に吹き飛ばしました。
御多分にもれず、私も彼(現在の夫)とお付き合い始めて半年くらいで同棲をスタートしました。
私の場合は、自分の思い込みから日本の両親に反対されるのが怖くて、実は内緒でスタートしたので(笑)、最初は少し後ろめたかったのですが、あの時同棲する決断をして本当に良かったと思っています。
なぜよかったのか、なぜ同棲をオススメするのか。
その理由を3つご紹介したいと思います。
同棲をオススメする3つの理由
私が実際に同棲をしてみて感じた、同棲をオススメする3つの理由をご紹介します。
デートの時だけではなく一緒にいられる幸せ
大好きな相手で、これから人生を一緒に歩んで行きたいと思っているのなら、たくさんの時間を共にしたいですよね。
別々の家に住んでいては、デートの時しか一緒にいられない、旅行をすればもう少し長く一緒にいられるけれど、それも長い目で見ると「ほんの少しの時間」ですよね。
一緒に住むと、毎日彼と一緒にいられる。
手作りのご飯を一緒に食べたり、好きな映画を一緒にみたり、デートの時ならとっくにおやすみなさいをしている時間でも一緒にいることができて、毎日一緒に彼の隣で安心して眠れる。
紛れもなく一緒に生活をすることの一番の幸せだと思います。
四六時中一緒にいるからこそ見えることがある
ご結婚をされている方、すでに同棲をされている方がこのコラムを読んでくださっているのなら…
このサブタイトルに大きくうなづいていただけたのでは?
別々の家に住んで、デートや旅行の時だけ時間を共にしていると、相手の一部しか知ることができません。それは逆も然り。
彼もあなたの一部しか知ることができません。
今の大切な関係が、結婚へと発展し、幸せな結婚生活を送るためには、まずはお互いを深く知ることがとても重要です。
四六時中一緒にいることで、デートの時には見えなかったお互いの「リアルな姿」を知ることができるのは、お互いをより深く知るための一歩。
別々の人間が一緒に生活をする訳ですから、毎日映画のようなロマンティックなことばかりではありません。それが自然なこと。
お互いのちょっとしたことが気になることもあるし、自分は絶対しない嫌なことを、相手は平気でするということだってあります。
私の周囲では、何年も長くお付き合いをして、やっと同棲スタート!(もしくは同棲なしで結婚)そしてまもなく破局してしまったカップルも結構います。
7年お付き合いをして、結婚1年未満で離婚!
5年お付き合いをして、同棲3ヶ月で破局!
お付き合いをしていた年数を見ると「長い」方だと思うのですが、それなのに、結構あっという間に破局…けれど、その理由を聞いて納得。
それは、
家事の分担で喧嘩になることが多い
相手との価値観の違いがありすぎてどうにも調整できない
小さなマンションなので自分のスペースがなくてイライラする
など。
どれもお付き合いしていた時にはあまり見えなかったこと。感じなかったこと。
四六時中一緒にいるからこそ、見えること、感じることなのです。
話し合いをすれば歩み寄って行けそうなものだけれど、その度合いによっては破局という結果につながる可能性も。
破局がいけない、と言いたいのではなく、こんな大きなモヤモヤ、そして大切なことを放置したまま、幸せなパートナーシップは築いていけません。
末長く一緒に幸せな人生を歩んでいくために、お互いを本当の意味で知ることができるのが「同棲」という体験なのです。
2人にとっての中間点を一緒に探していく期間
一緒に生活をしてみることで、相手の意見や価値観とのズレを感じるのはすごく自然なことです。
同棲を始めたばかりのころ、我が家にも数多くの衝突のシーンがありました。
例えば、掃除について。
共働きなので、平日は掃除はできず、掃除はまとめて週末にしていました。
全部キレイに掃除をしようとすると、丸1日掃除で潰れます。
私は、ワタ埃がふわふわしているのは耐えられない! タイプ。
夫は、ワタ埃くらい気にならないので、掃除をするくらいなら別のことをしたい!週末はリフレッシュするためにある!というタイプ。
相手に押し付けるのはフェアじゃないとわかっているのですが、無言でイライラする私(笑)
彼はマイペースで好きなことをしています。
しまいには、私は堪忍袋の緒が切れて、自分がしたいからしているのに「なんで私だけ…」という気持ちになり、泣きながら掃除機をかけしまいには大げんかに。
今振り返ると笑い話ですが、当時は同棲そのものが初めということもあり、全部自分のペースでできないことがとてもストレスに感じたこともありました。
綿ぼこりを見つけるたびに目を釣り上げる私と、そんな私を見兼ねた彼。
その後家族会議をして、一緒に見つけた「中間点」は
お掃除は「外注する」
というもの。
家をキレイに維持する、という私の希望と
週末はリフレッシュしたい、という彼の希望
両方を叶えて、家は綺麗なまま一緒にリフレッシュできることが叶う、最高の解決方法です。
それ以来、掃除のことで喧嘩することはありませんし、これまでにない最高の投資だと思っています。
まとめ
実家暮らしをしていたり、一人暮らしをしている生活から、大好きなパートナーとの生活への変化はとても心躍るものです。
その一方、一緒に暮らしてみることで見えてくる「え…こんなはずじゃ」ということもよくあること。
でもそれはあなただけが感じているのではなく、彼もあなたに対して感じているかもしれません。
本当に彼のことが大切で、これから一緒に人生を歩んでいきたいのなら、「お互いさま」という気持ちをいつも持って、意見が食い違った時には歩み寄り、2人にとっての解決策を「一緒に」考えることがとても大切です。
それでもうまくいかないときは、もっともっとあなたにぴったりのパートナーが、世界のどこかで待っているのかもしれません。
末長く幸せなパートナーシップを築いて行くことが、あなたの大切な願いならば、年齢や結婚にこだわったり、不安な気持ちになったり、焦って結婚してしまうより、まずは同棲をしてみることで、その素敵な願いを叶える大きな一歩を踏み出すのだと思っています。
執筆:ラブコーチ おちさぎり
自分らしく幸せなパートナーシップを叶えるために自己肯定感とコミュニケーション(ラブライフを含む)にフォーカスしたサポートをしています。
ヨーロッパで一番実績のある不妊治療クリニックで300名以上の女性をケアした経験と知識を生かし「オトナの女性の性教育」をウェビナーなどで配信。
オトナの女性は絶対に知っておきたいカラダのことはもちろん女性がカラダへのコンプレックスを解消し、自分を丸ごと大切にする気持ちを育て豊かなラブライフ&幸せなパートナーシップを叶えるためのオンラインコンテンツもまもなく配信予定。
【公式ウェブサイト】https://sagiriochi.com/
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