最近話題の、クラウドファンディング。
クラウドファンディングとは、自らのアイデアをネット経由でプレゼンテーションすることで、不特定多数の人に対して資金や財源提供、協力などをお願いすることができる仕組みです。
今日は、人の幸せに関わることができるクラウドファンディングをいくつかご紹介します。
■最後まで今を生きる。後悔のない人生を送る「幸ハウス」を建設!
病院勤務を通じて、様々な医療従事者や患者さんに出会ってきた川村真妃さん。 今の病院は「治療」に特化されており、自分の「生きる」を受け入れ、本来の自分に戻れる場所がないと感じることがあったそうです。
病室で祖父の死を目にして引っかかっていた人間の最期。ドイツで眠るようにして亡くなる患者さんを見て、見つけた答え。「病気になった人や医療に関わる人は命と向きあっているからこそ、「生きる」を受け止められる安心した場所が必要」
居心地の良い場に身をおくことで、人の心は自然と癒され、緊張した病院のなかでは気づけない自分の心の変化に気がつくことができます。特別なことをしなくても、自分自身と向き合い、自らの価値を実感できる場所、病気を通して人生で大切にしたいものに気づき、病気になっても自分らしさを大切に生きていくことができる場所、そんな「幸ハウス」をつくりたい・・・。
人生の最後まで自分らしさを失わない、今を大切にできる病院、それが「幸ハウス」。そんな幸ハウスを建設するためのクラウドファンディングです。
「幸ハウス」では、次のようなことが可能です。
・自分史を書き夢をみつける
・会いたい人に会える
・医療従事者が寄り添う
・移動美容室や体調に合わせたマッサージ etc…
詳しくはこちら⇒ https://readyfor.jp/projects/Living-your-precious-life
■元Jリーガー杉山新×ナチョ選手!! 1型糖尿病の子ども達を欧州へ
国内には、1型糖尿病により、インスリン自己注射をしている人が7.8万人以上いると言われています。
1型糖尿病の15歳未満の年間発症率は、10万に1.5人~2.2人。
学校の休憩時間にトイレで自ら注射を打ち、命をつないでいる子も存在します。そんな子どもたちにかけがえのない経験をしてもらうための夢企画が立ち上がりました。
発案者は、元Jリーガーで、現在埼玉県春日部でロスタースクールで指導者として活動している杉山新さん。杉山さんは、23歳の時に、1型糖尿病を発症し、戦力外通告を受け、サッカー選手として生きていくことを諦めました。杉山さんがこの病気と向き合う中でいちばんの驚きだったのは、この病気と闘っている子どもたちが日本だけでも数万人いるということでした。
「生きることを諦めて欲しくない。」そんな気持ちから、子どもたちに力強く勇気を持って成長してもらうために企画を立ち上げました。
それは、1型糖尿病と闘いながら、夢を追う5人の子ども達を、自身と同じ1型糖尿病を乗り越え、現役でプレーを続けているレアル・マドリードのナチョ・フェルナンデス選手の試合に連れて行くというものです。
詳しくはこちら⇒ https://readyfor.jp/projects/13501
■命がけの地中海横断!祖国を逃れた難民たち、20万人からのSOS
現在、医療系NGOの一員として南スーダンに駐在し、助産師として働いている小島毬奈さん。小島さんは、昨年冬は「地中海捜索救助船」で任務に当たっていました。アフリカからヨーロッパを目指して、命がけで地中海を渡ってくる難民たちを救助する船です。小島さんが働いていた大型救助船では、小島さんの所属するNGOと「SOS Mediterranee(メディテラネ)」という市民団体が共同で任に就いていました。
その時、SOSのメンバーが昼夜問わず、雨の日もどんな時も懸命に救助する姿を目の当たりにし、大きな感銘を受けた小島さん。「大きなNGOと違い、決して資金にも恵まれていない中で、こんなにも必死で活動を続けている団体がいるのか・・・」と。
今、小島さんは地中海の現場を離れていますが、せめて遠くからできることということで、彼らに寄付金を送りたいと今回の企画を発案しました。
詳しくはこちら⇒ https://readyfor.jp/projects/SOSmed-TogetherForRescue
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「誰かのために」「人のために」という、他者への愛があふれたクラウドファウンディング。
これらのクラウドファンディングにたくさんの資金や支援が集まり、プロジェクトが無事遂行されることを祈っています。
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