「ひどい言葉で傷つけられた。」
「遠回しな嫌味を言われた。」
「自分だけ、あからさまに無視された。」
こういった”人から傷つけられた”経験はありませんか?
あるいは今、悩みを抱えていませんか?
自分は決して、相手のことを嫌っているわけでもない。
逆に、嫌われるようなことをしたつもりもない。
それなのにどうしてこんな思いをしなければならないのか。
だんだん人との関わり自体が怖くなってしまったり、他人に対して過剰に気を使ってしまったりすることもあるかもしれません。
そんな心境はとても辛く、生きづらいものだと思います。
でも、今生きている人生が「自分の人生」であることを思い出してください。
世の中には、ひどいことをする人もいます。
暴力的な人だっています。
それでも、自分を愛することを決して忘れなければ、他人から深く傷つけられ、辛い思いをすることもなくなるのではないでしょうか。
「傷つけられた」、そう感じたときに試してみてほしいことがあります。
1.相手の行動の理由を考えてみる
「ひどいことを言われた」「無視された」など、どんな場合にも共通して言えることは、相手に悪気がないパターン・あえて傷つけようとするパターンがあるということ。
でも、相手には悪気がなかったのだと思うことは、なかなか難しいかもしれません。
自分を傷つけるためにとった行動なのだとしたら、相手がなぜそうしたのかを、一度ゆっくり考えてみませんか。
<相手にとって>
・自分が持っている常識の範囲外のものを見た、排除したい気持ち
・自分がやりたくてもやれないことをやっていた、欲しくても手に入らないものを持っていた、嫉妬の気持ち
・嫌なことがあってストレスが溜まっていた、八つ当たりの気持ち
どれも、相手が「自分を守るため」に起こしている行動であることがわかるのではないでしょうか。
人を傷つけるということは、一種の自己防衛なのです。
この事実に気づき、受け止めるだけで、だいぶ気持ちが楽になるかもしれません。
2.相手にされた嫌なことを自分はしないようにする
傷つくような言葉をかけられた。
そんなとき、たった一言がずっと気になって、頭の中でグルグルと駆け巡ってしまうこともあるのではないでしょうか。
“嫌な気持ち”や”辛い気持ち”を感じるかもしれません。
でもそれは、人が”嫌な気持ちになる言葉”や”辛い気持ちになる言葉”を理解できる、素晴らしい感性を持っているということでもあるのです。
人を幸せにできるのは、人の痛みがわかる人。
もしも傷ついてしまったとき、同じ痛みを人に与えたいですか?
与えたら与えたぶんだけ、優しい貴方だからこそ、きっともっと苦しくなってしまいます。
“同じ痛みを人に与えない”という学びを得て、より一層優しい人になれたら?
とても素敵なことではないでしょうか。
傷つきやすい貴方だからこそ、人をたくさん幸せにできるのです。
自分の素晴らしさに気がつくと、「自分の人生」を生きられるようになります。
最後に伝えたいこと
人を傷つけることで、自分を守る人がいる。
でも、貴方は貴方。
貴方は傷つく人の気持ちがわかる人。
まずはこのことを、自分自身で認めてあげてください。
誰かにそう言われたわけでなくても、紛れもない事実として受け止めること。
「決して人は怖いものじゃない、みんな必死に生きているだけ」
「私は優しくて繊細で、人の痛みがわかる人」
そう理解した瞬間から、肩の力がすっと抜けて、気持ちが楽になります。
人を避けなくてもいいのです。
自分にやさしくすることで、人にやさしくできる。
このやさしさの循環を作れるのは、貴方だからこそできることなのです。
自分の魅力に気がつき、毎日を生きやすくなる方が、ひとりでも増えることを心から願っています。
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