あなたは、誰かにお願いや頼みごとをするとき、相手にどう伝えていますか?
「ちょっとだけ手伝って欲しい」
「あの人の手を借りたい」
そう思ったとき、どのような言葉で相手に伝えると効果的なのでしょうか?
●相手の利益を考える
ただ「これをやって欲しい」と言うだけでは、不躾のように感じてしまうこともあります。どうしてやらなければならないのだろうという、義務感も感じてしまいます。
「あなたにはこんな素晴らしいスキルがあるの。この仕事を手伝ってくれることで、もっと完璧に仕上げることができるから是非、お願いしたいわ。」
と伝えるのでは、かなり印象が違いますね。
どうしてそれを依頼するのか、そして、手伝ってくれることで相手にどういったメリットがあるのかを提示しながら頼むと、ストーリーを描きやすいものです。
●最初に大きな提案をするドア・イン・ザ・フェイス
次に紹介するのは、心理学的な面から使える方法です。
まず、相手に対して大きな要求をした後に、本当の狙いを提示するのです。
例えば、「明日は休日だけど、出勤して仕事を手伝ってもらえない?」と最初に伝えてみます。相手はすでに予定を組んでいるかもしれないので、断られる可能性が高いですよね。実際に、「もう先約があるので、明日は出勤できません」と言われた後に
「じゃあ、今日1時間だけ残業してもらってもいい?」と小さな要求を伝えるのです。
一度断った罪悪感と、要求の大きさの違いから引き受けやすくなるという心理を狙ったものです。
●先に、相手の困りごとを手伝っておく
これも、ちょっとした心理学を使った方法になりますが、先に相手の仕事を手伝ったり、親切にしておくというものです。
例えば、誕生日にプレゼントを贈ったとします。相手は嬉しい反面、こんなものはもらえないと考えるかもしれません。
いつか何かの形でお返しできれば、という気持ちを持ったまま過ごしているところに頼みごとをすると、意外とすんなり受け入れてもらえることが多いものです。
人からもらってばかり、要求してばかりではなく、まずは自分から積極的に親切にしてメリットになるように動いてあげる。
こうすることで、本当に自分自身が困ったときに手を差し伸べてくれる人が現れることでしょう。
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