こんにちは!福太郎です。
みなさんは、普段、会話の“間”を大事にしていますか?
たとえば、相手に質問をしたとき、相手が黙り込んでしまったら、「話題を変えよう!」「あ、そういえば~」なんて焦って話題を変えてしまう人って多いようです。
会話の“間”を怖がっているんですね。
でも、会話の“間”は、怖がる必要はまったくありません。
むしろ、大切にすべきものです。
本当に言いたいこと、本当の気持ち・本音というのは、間があいた後、ふいにポロっと出てきたりするものなのです。
また、みんながみんな、質問したことに対してスラスラと答えが出てくる人ばかりではありません。
間があくということは、相手が真剣に考えている証拠でもあるのです。
それを邪魔してはダメです。
不登校児のカウンセラーさんに聴いたことがあるのですが、不登校児のカウンセリングをしているとき、質問をしても、そっけない答えが返ってきたり、沈黙になっちゃうことって、けっこう多いのだそうです。
そんなときは、無理に話題を変えたり、別のことを質問したりはせず、じっと待つこと。
それが彼らとのコミュニケーションを良好にし、信頼関係を築くひとつのコツだとおっしゃっていました。
また、営業マンの研修を行っている先生も、売れない営業マンほど、自分の話ばかりをして、“間”をまったく大事にしないのだとおっしゃられていました。
お客様が黙り込んだら、NOや拒絶のサインだと勝手に思って、訊かれてもいないことを必死になってベラベラ話し出す…。
これではお客様の心は離れていくばかり。
一方、沈黙になっても焦らず、じっとお客様の言葉を待てる営業マンは、お客様から厚い信頼を得やすいとおっしゃっていました。
“間”を大切にするということは、「あなたの話を聴いていますよ」「あなたの話に興味がありますよ」ということを示す、サインなんですね。
“マヌケ(間抜け)”という言葉がありますね。
“間”とは、本来、邦楽・舞踊・芝居などで、音と音、動作と動作、台詞と台詞の間に入れる、長短やリズムを生むための重要な役割を果たす休止のことを指します。
そして、“間抜け”というのは、その間がうまく取れない人のことを指したのだそうです。
会話の間を大事にできない“間抜け”な人にならないようにしましょうね。
会話の間を大切にできたら、人間関係はきっとより豊かなものになり、人生も豊かになりますよ。
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